もう何年もずっと、毎年子供たちに話していること。
今年の年長さんにも今日話してきました。
「この色、何色だと思う?」と聞くと、黄色という子もいれば、黄緑という子もいる。
「これを見て、もし「赤」と言うなら、違うよと教えるよ。でも、これが黄色か黄緑かは、どっちも正解だよ。先生の目、○○ちゃんの目、△△くんの目、みんな違うんだもの。違う色に見えていいんだよ。」
はじめは目を丸くする子供たちに続けます。
「これは何色?」と青いシャツのAくんを前に呼んで聞いてみます。「青!」
「これは何色?」と水色のシャツのBくんを前に呼んで聞いてみます。「水色!」「どっちが濃い青?」と聞くと、「Aくん」
「これは何色?」とさらに濃い青いシャツのCくんを前に呼んで聞いてみます。「青!」「AくんとCくん。どっちが濃い青?」「Cくん!」
あれ?さっきは濃い青だったAくんが、今度は薄い青になったね。
だからね、絶対なんてことはないんだよ。
自分がそう思ったなら、それがいい。
他の人のことを違うという必要もない。君はそう思うんだね、僕はこう思うよ、と言えたらいい。
違ってた!と思ったら、違ったと言えばいいんだよ。
個性派の先生が、個性を教える時間。(笑)
私としては、とても大切なことだと思うのです。
私は、私を信じる。
子どもたちも、自分の目を信じられる人になりますように。
2件のコメント
rei · 2020-07-21 10:45
なるほど!!ごもっとも!!同じじゃないとダメとか、ちょっと違うと変だとか。そこのニュアンスの伝え方、参考になります!ありがとう!!
ひろぽん · 2020-07-21 21:50
reiちゃん
いつも「違っていいじゃん!」とか「ごめんね」→「いいよー」の流れで許したくなかったら許さなくていい!「いやだから、もうやめて」って言いなとか、他の先生が言わないようなことをしています。こんな大人も必要かなと。参考になったら嬉しいです。こちらこそ、ありがとう!
コメントは受け付けていません。