介護保険料

私は昨年9月、40歳になりました。

フリーランスのインストラクターは自営業なので、国民健康保険に加入し、毎月支払っています。

そして、誕生日とともに送られてきた、健康保険料の支払い用紙。9月にこの紙が来るなんてなんだろう？と思ったら、40歳の誕生日とともに、介護保険料が上乗せされた新しい支払い用紙が届いたのでした。こういうものは、申請も何もしなくても、忘れずにきっちりと届くものなんですね。（笑）

そんな介護保険料ですが…先日、こんな記事が北海道新聞に掲載されました。

高齢化とともに介護保険料が上昇を続けている中、減額した自治体が道内で8箇所あり、もっとも大きく減額したのが道北にある、豊富町。なんと！月額600円も減額とのこと。

きちんとデータを取っているわけではないので、これだけが要因とは言い切れないけれど…豊富町のすごいところは、ここ数年の【運動意識改革】。新聞の見出しも『介護保険料 体操で軽く』となっています。

アトピーの治療をきっかけに移住した、ヨガインストラクターのまなみんこと中島まなみさん（写真左）がきっかけとなり、町を動かしていると言っても過言ではありません。
生まれた時から介護予防！ということで、彼女はとにかくいろんな世代に働きかけ、運動を伝えています。彼女はとにかくアクティブで、考えるよりも行動、動いて結果を作ってきているというタイプです。

そしてその彼女を支えている、とっても頼れるチームが道北、豊富町にあり、熱い想いを形にしています。

地方に行けば行くほど、変化をおこすのが難しく、なかなか行政も人も動かせないもの。それが、こんな風に変わっていくなんて本当にすごいことです。

もちろん、その前から道北を元気にすべく運動普及活動をされてきた、広山智津さんや門間奈月さんの活動ベースがあったからこそ、まなみんの活動を受け入れてもらえたということもあると思います。

そんな先駆者が耕してきたところに、まなみんという種が道外から飛んできて、その種が「私はここでこんな実をつけることができる。その実は絶対みんなにいいものだから。」とよく喋る。（笑）それなら育ててみようかと、町や仲間が育ててみた結果、そしてその種自身ががんばって育ったからこその、この結果だと思います。もちろん、その実を食べてみた町の皆さん、食べてみたら意外といいぞと食べ続けている皆さんが実際に結果を出しているのです。

それにしても、町の人の意識をここまで動かし、こうして誰もが明らかにわかる、介護保険料の減額、という成果を出したのはすごいことです。

私も昨年度3回豊富町に呼んでいただき、シナプソロジー やひめトレエクササイズ、ボールエクササイズなどをお伝えしてきました。

いいものはいい、と予算を取ってこうして町外からもインストラクターを呼び、町の皆さんの意識と健康を刺激しているのも素晴らしい取り組みだと思います。

この3人、左からまなみん、そして下川町でがんばっているれいちゃん、そして私。3人とも道外からの移住組インストラクターです。外から来て、今、北海道に根を張って、そしてこれからもここで生きていく人として…ここで暮らしているからこそ感じること、想い、できることがあると信じて活動しています。（もちろん、ここ北海道で生まれ育ったインストラクターのみなさんとも手を取り、一緒に活動していきます。）

今回、こういう結果が出たことで、新聞をはじめテレビでも豊富町の運動習慣の取り組みが取り上げられています。今日も、夕方の北海道ローカル情報番組『今日ドキッ！』で取り上げられていました。多くの方に、運動に興味を持ってもらえるいい機会を活かし、私も私にできることを、一歩ずつ進めていきます。

豊富町にほんの少しですが関わらせてもらえている指導者として、本当に嬉しいニュースでした。

あらためて、私のモットーは『北海道を元気に！』です。

そのためにできる、私の役割を着実に。