今回、療養に入るきっかけとなったのは、検診でした。
札幌市から送られてくる健康診断のクーポン。忙しいからと少し先送りしていたところ「まだ受診していないよね?日曜検診もあるよ!」というハガキが何度も届きました。
本当は用事もあるけれど、ここならなんとかなるか…と、時間を作って受診した結果、びっくりすることになったわけです。
かかりつけ医がいるわけでもなく見つかったものでしたが、今回出会えた先生は、本当によかったと思える、信頼できる先生。
言葉を聞くごとに信頼感が増す、というのは本当にすごいことだし、そんな先生と出会えたことがありがたいです。
特別なことを言っているわけではないのに、惹きつけられる感覚。
確かな経験があり、そこから生まれるからこその力強い言葉なんだろうと肌で感じます。
餅は餅屋。
体を治すプロがそう判断するなら、そうしてください、と素直に言える説得力がありました。
私は…何のプロだろう。
運動指導者として、私は怪我や病気を予防したり、悪化しにくいような身体の使い方を知っている。(もちろん、すべての怪我や病気ではないけれど)そして、今よりも楽しく身体を使えるようになる方法を知っている。
今回出会えた先生を含め、医療の現場と私たち運動指導の現場は別物ではなくて、大きな矢印は一緒。
そのスタートとゴールの場所が違うだけだなと思いました。
だから、どっちかが大事。どっちかがすごいということではなくて、餅屋(プロフェッショナル)同士のつながりを作ってこの上向きの矢印を太く強く長いものにしていくことが大事なんだなと気付きました。
私たち運動指導者ができることは、健康な人がそのまま健やかな状態でいられるような、もしくは、なにかしらの患者が少しでも悪化しないための『予防』をしていくこと。
そして、少しでも異変に気付いた時には医療による『治療』へつながるよう、検診や診察へ促すこと。そして、治療から予防への橋渡しの大切さを訴えていくこと。
この連携こそが重要だなとあらためて感じました。
こんなこと、元気な時には走り回っているので(笑)考えてもみないこと。たまには弱って立ち止まってみるのもいいもんです。