毎年11月や12月は出張が多く、この週末でひと段落するな…そんな時に実家から連絡が入りました。
おばあちゃんの血圧がかなり低くて、呼吸も30秒以上ない時がある。
具体的な数字を聞き、これは会いに行ったほうがいいと直観。すぐに飛行機をおさえ、岩見沢の中学校でセミナーを終えたその足で千歳に向かいました。
会いに行くと、眠ったままのおばあちゃん。
声をかけたり、さすったり。
たまに、私の言葉に反応してくれているように舌が動いたり、深く呼吸をしたりしてくれている気がしました。
思っていたよりも血色もよく、穏やかな顔だったおばあちゃん。
おばあちゃんは99歳9ヶ月。
介護施設に入所しているものの、なにか大病をしたわけでもなく、とても穏やかに眠っていました。
「そろそろ帰るね。また来るね。」
と声をかけ、神社にお参りをし、レモネードでホッと一息。12月とは思えない、とても暖かでのどかな日でした。
そして、帰って来た翌日。
夕方に聞いた訃報。
あばあちゃん、きっと札幌から来てくれて安心したんだよと、母に言われました。
おばあちゃんは、私の名前をつけてくれた人。
もともと小学校の先生で、絵を描くのが上手な人でした。
電話をしたら、切る時には「サンキューベリーマッチだよー」なんて言ってくれたりして。
今でもその声をはっきりと覚えています。
おばあちゃん、今もそんな風に私たちに言ってくれてるかな。
おばあちゃんの作ってくれた、しいたけの煮物とさつまいもの天ぷらが大好きでした。作ってくれたそばから、台所でつまみ食いしたなぁ。
大変急でしたが、代行を引き受けてくださった先生方、対応してくださった施設の皆さま、そしてなにより、ご迷惑をおかけしました会員のみなさま…
急なお休みをいただきまして、申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございました。
おかげさまで、きちんとお別れをし、気持ちに区切りをつけることができました。
感謝します。