日本語では基本的に文字と音が一致しているので、書いてある言葉を音読したり、聞いた言葉を文字にしたり、ということは比較的しやすいですよね?
でも、英語となると…
お昼ごはんの『ランチ』という言葉ひとつを取っても、
lunchはルンチと読む?
ランチならlanchと書く?
などと、迷う方もいるようです。
そこで!
英語が日本にこれだけ溶け込んできている今、英語の綴りと発音の規則性を学ぶ【フォニックス・Phonics 】をみなさんにおすすめしたいと思っています。
私は中学1年生の時の英語の先生がこの学び方の基礎を作ってくれました。Sae先生、本当に感謝しています。
cはクッ
aはェア
tはトゥ
uはアッ
など、基本の音があって、それをつなげると
catはキャット
cutはカット
と読めて書けるようになります。
このルールが分かると、先程のランチも簡単に読めるし書けてしまうので、中学でのスペルミスや迷いは劇的に減らすことができます!
ちなみに今日のジュニア英語教室では、cutはカット、cuteはキュートになるルールをやりました。最後にeが付くと…あんなことやこんなことが起こるのです。(笑)
先日、レッスンの合間の移動中にFMラジオを聞いていたら「ボビーコールドウェルは英語だとCaldwellと書くんだね。本当の発音はカルドウェルとか、何か違うんじゃない?」という話をDJがしていました。
思わず、フォニックスを教える者として、車を停めてメールしましたよ。(笑)
「alという綴りはオーと読むルールがあるので、コールドウェルで読み方はあっています。
always(オールウェイズ)
almost(オールモスト)
alright(オールライト)
ball(ボール)
パッと思いつくものを並べましたが、結構メジャーな単語でもその法則を使っていますよね。」
と。
その私のメールを紹介してくれたDJたちは、ひとしきりフォニックスのことで盛り上がった後「なるほどね。こうやってきちんと説明できるのってすごいよね!どこでやってるかわからないけど、北海道でもこういうのが学べるところがあるんだね。」と話してくださいました。
当たって砕けろの英会話も大賛成だし私自身もそんなところがありますが…きちんと発音できて、書けるというだけでも、またグッと広がる世界があるし、なにより余計なストレスがなくなります。
英語が話せると、話せる相手が無限に増えます!英語は難しいと思われがちですが、最低限のルールさえわかってしまえば、あとは日本語の問題な気がしてなりません。(どう訳すかというのは日本語がどれだけ上手か、どれだけ日本語の語彙力があるかに関わっています。)
だからこそ、英語の楽しさと最低限のルールを伝えたい!と私は考えています。
私は今年の冬、札幌で開催された冬季アジア大会に通訳ボランティアとして参加しました。
数日ですが、トルクメニスタンの選手団長の通訳として、運営本部といろんな交渉をしたり、一緒にお土産を買いに行ったり、銀行に行ったり、帰りの飛行機を手配したり…本当にいろいろやりました。
英語が話せたおかげで、初めて生で見たアイスホッケー!選手団席で見る試合はすごい迫力でした!
英語が話せたおかげで、トルクメニスタンから心あたたまるお礼状をいただきました。団長からもらったトルクメニスタンのプレゼントは、本当に大切な思い出の品となりました。
英語が話せるって、いいですよ。
英語が読めるって、いいですよ。
英語が書けるって、いいですよ。
英語ができるからこそできる経験って、意外と多いです。
そして、英語ができるからこそいただけるお仕事だってあります。
丸暗記が苦手。
ルールを理解するのが好き。
いろんな人と話したい。
そんな人には絶対、そうでない人にもできれば、フォニックスを知ってもらえたらいいなぁ。わかる楽しさ、伝える楽しさ、ルールがわかった時の快感がもっと広がるといいなぁ。